SES企業の選び方|入社前に確認すべきチェックポイント

IT派遣・SESの基礎知識

前回の記事では、IT派遣・SES・正社員の違いについて解説しました。その中で「SESは自社に所属したまま、様々な現場を経験できる」というメリットをお伝えしましたが、実はSESは同じ働き方でも、入社する会社によって満足度が大きく変わります。今回は、SES企業で営業として働いてきた経験をもとに、入社前に必ず確認しておきたいチェックポイントを解説します。

SES企業選びで多くの人が後悔する理由

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読者

SES企業ってたくさんあるけど、正直どこも同じに見える…何を基準に選べばいいの?

🤖

ハケンラボ管理人

実はSES企業は「商流」によって、同じような案件でも条件が大きく変わるんです。まずはその仕組みから説明しますね!

SESは契約形態としては共通していても、間に入る会社の数(商流)や案件の内容、働き方の柔軟さは企業によって大きく異なります。特に多重下請け構造の中で、実際に手を動かすエンジニアに届くまでに何社も経由していると、単価や働き方の自由度が想像以上に制限されることも珍しくありません。だからこそ、入社前にいくつかのポイントを確認しておくことが、後悔しない会社選びにつながります。

チェックポイント① 単価相場と商流の見極め方

実は、面接で「商流を教えてください」と聞いても、正直に答えてくれる会社はほとんどありません。営業をしていた立場から言うと、もっと実践的な見極め方があります。それは、面接の場で自分の希望単価をはっきり提示してみることです。

✅ 良いサイン

  • 希望単価を伝えると、その金額に見合う案件をすぐに提示・調整できる:商流が浅く、自社が元請けや一次請けに近い位置にいる可能性が高いです。
  • 単価の相談に対して、具体的な案件名や条件で即答できる:手持ちの案件を把握できている証拠で、営業力にも期待できます。

⚠️ 注意すべきサイン

  • 希望単価を伝えても「その金額は厳しい」「案件を探してみます」など曖昧な返答が続く:商流が深く、間に何社も入っている可能性があります。
  • 単価交渉そのものに消極的、もしくは即答を避ける:好条件の案件を持っていない、または開示する意思がないサインかもしれません。
経験年数の目安単価の目安
ひとつの言語を2〜4年50万円前後
5年以上55〜60万円前後
10年以上65万円以上

※あくまで目安で、言語や案件内容によって単価は変動します。まずはこの相場観を持った上で、自分の希望単価を伝えてみてください。

チェックポイント② リモート頻度に関すること

✅ 良いサイン

  • フルリモートやリモート主体の案件を複数保有している:リモートワークを希望するエンジニアに対して、選択肢を用意できている会社です。
  • 案件ごとのリモート可否・出社頻度を具体的に教えてくれる:「週1出社」「完全リモート」など、実態に即した情報を持っている証拠です。

⚠️ 注意すべきサイン

  • 「基本出社」としか言われず、リモートの可否をはぐらかされる:リモート案件を持っていない、または把握していない可能性があります。
  • 案件ごとにリモート条件がバラバラで、入社前に希望を伝える余地がない:働き方の希望が通りにくい会社である可能性があります。
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SES企業選びで条件を見極めることも大切ですが、そもそも自社内で働く「社内SE」へのキャリアチェンジという選択肢もあります。社内SE・情シス職に特化した転職エージェントなら、自分では探しにくい求人も紹介してもらえます。

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チェックポイント③ 案件内容に関すること

✅ 良いサイン

  • 使用する言語・フレームワーク・工程を具体的に説明してくれる:実際にどんな業務を担当するのかが、入社前にイメージできます。
  • 案件の背景(業界、チーム規模、開発フェーズなど)まで教えてくれる:案件情報を正確に把握している会社は、ミスマッチも起きにくいです。

⚠️ 注意すべきサイン

  • 「入ってみないとわからない」など、案件内容の説明を避ける:案件を精査せずに人をアサインしている可能性があります。
  • 業務内容が抽象的で、実際に何をするのか掴めない:入社後に想定と違う業務を任されるリスクがあります。
🤔

読者

確認することが多くて、正直全部聞くのは大変そう…

🤖

ハケンラボ管理人

全部を深掘りする必要はありません。エンジニアの多くが実際に重視しているのは「単価」「リモート頻度」「案件内容」の3つです。この3つだけでも具体的に聞いてみると、会社の実態がかなり見えてきますよ!

結局、面接で何を優先して聞けばいい?

  • 単価 → 自分の経験年数に見合う希望額を伝えてみて、その金額に合う案件をすぐ出せるか確認する
  • リモート頻度 → 案件ごとの出社頻度・リモート可否を具体的に教えてもらう
  • 案件内容 → 使用する言語や工程、チームの規模感まで踏み込んで聞く

この3つは、実際に現場で働くエンジニアが入社後に「聞いておけばよかった」と感じやすいポイントです。反対に、商流の深さや福利厚生を過度に気にする必要はありません。まずはこの3点を軸に、自分の希望条件を整理してみてください。

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まとめ

SES企業選びで後悔しないためには、「単価」「リモート頻度」「案件内容」の3つを軸に確認することが大切です。同じSESという働き方でも、入る会社によって満足度は大きく変わります。面接は会社に選ばれる場であると同時に、自分が会社を見極める場でもあることを意識してみてください。次回は、未経験からIT業界へ転職する際の具体的なステップについて解説していきます。

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