前回までの記事で、IT派遣・SES・正社員の違いや、SES企業選びのチェックポイントについて解説してきました。今回はSES・IT派遣で働く上で避けて通れない「客先面談」にフォーカスし、何を聞くべきか、逆に聞くべきでないかを整理します。
客先面談、聞いていいことと聞くべきでないことがある
読者
客先面談で逆質問してくださいって言われるんですけど、何を聞いていいのか分からなくて…残業とか単価のことも聞いていいんですか?
客先常駐で働くSES・IT派遣の場合、「客先面談」でクライアント企業と顔合わせをしてから配属が決まるケースが一般的です。意外と知られていないのが、この客先面談で「クライアントに直接聞いていいこと」と「自社の営業担当を通じて確認すべきこと」が分かれているという点です。この境界線を知らずに面談に臨むと、残業や単価といった待遇面をその場で聞いてしまい、印象を悪くしてしまうことがあります。まずは客先面談で聞くべき逆質問を3つ紹介します。
客先面談で聞くべき逆質問①「配属後の具体的な業務内容とチーム体制」
契約形態や案件への関わり方については、面談の中で企業側からひと通り説明があることがほとんどです。むしろ聞いておきたいのは、説明されないことが多い実務レベルの詳細です。配属後に実際どんな業務を任されるのか、チームは何人体制で、自分はその中でどんな役割を担うのかを確認しておくと、入ってからのギャップを防げます。
✅ 良い回答のサイン
- 具体的な業務内容をタスクレベルで説明してくれる
- チームの人数や、メンバーの役割分担まで教えてくれる
- 資料や事例を交えて具体的に答えてくれる
⚠️ 注意すべき回答
- 「入ってから説明します」で終わる
- チーム構成を聞いても曖昧にしか答えない
- 質問に対して明らかに準備不足な様子を見せる
客先面談で聞くべき逆質問②「使用している技術スタックと、開発の進め方」
どんな言語・ツールを使っているか、アジャイルかウォーターフォールかといった開発の進め方は、自分のスキルがどう活かせるかを判断する材料になります。技術的な質問は好印象にもつながりやすく、客先面談では聞きやすいテーマです。
✅ 良い回答のサイン
- 使用技術やツールを具体的に教えてくれる
- 開発の進め方(アジャイル/ウォーターフォール等)を説明してくれる
- 今のチームが抱えている技術的な課題まで共有してくれる
⚠️ 注意すべき回答
- 技術スタックを聞いても具体名が出てこない
- 開発体制について説明が二転三転する
- 質問自体を面倒そうに扱われる
「今の現場では技術が伸ばせない」と感じている方へ
客先面談で技術スタックを確認しても、なかなか希望に合う案件に入れないこともあります。IT専門の転職エージェントに相談して、技術を伸ばせる環境を探すのも一つの手です。
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未経験からITエンジニアに!IT専門転職エージェント@PRO人【アットプロジン】客先面談で聞くべき逆質問③「長期で参画できた場合に身につけられるスキル」
成長意欲が伝わる質問でもあり、長期的にその案件で働くイメージを具体化できる質問でもあります。将来のキャリアにどうつながるかを聞いておくと、入ってからのミスマッチだけでなく、キャリア形成の見通しも立てやすくなります。
✅ 良い回答のサイン
- 長期参画した場合のスキルアップの道筋を具体的に説明してくれる
- 過去に同じようなキャリアを歩んだメンバーの例を教えてくれる
- 質問に対して前向きに、詳しく答えてくれる
⚠️ 注意すべき回答
- 「とりあえず入ってみないと分からない」とだけ答える
- 成長機会について具体的なイメージが語られない
- 質問の意図を汲み取ってもらえない
読者
残業時間とか単価のことは、やっぱり聞かない方がいいんでしょうか?
⚠️ 客先面談で避けたほうがいい質問
- 残業時間や有給の取りやすさなど、待遇面の質問
- 離職率など、会社のマイナス面を直接聞く質問
- 「自社は何次請けですか?」のような、契約構造や単価に関わる質問
これらは「聞いてはいけない」というより「聞く相手が違う」だけです。待遇や契約構造に関わることは、自社の営業担当に確認するのが正解です。
残業・単価・何次請けは、自社の営業担当に聞くのが正解
- 残業時間の実績・みなし残業の時間数 → 配属の前後で営業担当へ確認する
- 単価に対する還元率(自社が何次請けか) → 営業担当になら率直に聞いてOK
- 案件が合わなかった場合の変更相談 → 営業担当が窓口になる
客先面談では業務内容や技術面を中心に聞き、待遇・契約面は自社の営業担当とのやり取りで確認する。この使い分けができると、面談の印象を損なわずに、必要な情報もしっかり集められます。
営業担当に聞きにくいことは、転職エージェントに代わりに確認してもらうのも一つの手
残業実績や多重下請け構造など、今の会社の営業担当には聞きにくいことも、転職エージェントなら企業側へ事前に確認してくれることがあります。気になる会社があれば、一度相談してみるのもおすすめです。
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まとめ
客先面談では「業務内容」「技術スタック」「成長機会」を中心に聞き、残業や単価、何次請けかといった待遇・契約面は自社の営業担当に確認する。この使い分けを知っておくだけで、面談の印象を損なわずに、入社後のミスマッチも防ぎやすくなります。IT派遣・SES・正社員の違いやSES企業選びのチェックポイントもあわせて参考にしてみてください。


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